開催趣旨

 海洋研究開発機構では、「地球環境データ統合・解析プラットフォーム事業*1(通称「DIAS*2事業」)」において、東京大学・京都大学・国立情報学研究所・早稲田大学・北見工業大学と連携し、DIASを活用した地球環境分野のビッグデータの利活用を更に推進するとともに、防災・減災対策や気候変動対策を中心とした国・地方自治体・企業等の意思決定に貢献する、地球環境分野のデータプラットフォームとしての土台を目的として以下の実現を目指しています。
 ・ 社会経済活動への影響等に対応できるプラットフォームとして、成果の社会還元の推進
 ・ 変化する多様なニーズに応える解析システム・アプリケーションが備わった基盤の強化・高度化
 ・ 継続的なデータ蓄積と社会還元を実現する重要な基盤として、長期的・安定的な運用体制の確立
 ・ 他省庁、他機関が構築するデータプラットフォームとの連携が進み、産官学においてプラットフォーム間で流通するデータを利用する人材育成の加速
本コミュニティフォーラムでは、令和3年度から新たに開始された第4期DIAS事業について、気候変動をはじめ、金融・防災・ヘルスケア等の幅広い分野に対してDIASが貢献できる可能性を提示し、DIASが有する地球環境ビッグデータ・計算機基盤を活用した新たなビジネス創出の可能性を議論します。皆さまのご参加をお待ちしております。

*1:文部科学省 地球観測システム研究開発費補助金により実施。
*2:データ統合・解析システム「DIAS」(Data Integration and Analysis System)は、地球観測データや気候変動予測データなどの蓄積、統合・解析を通じて、地球規模の環境問題や大規模自然災害等の脅威に対する危機管理に有益な情報を国内外に提供することにより、気候変動や防災等の地球規模課題の解決に資することを目的として、2006年度にスタートしました。

開催概要

日時:令和4年3月9日(水) 13:30~16:40

開催方法
オンライン開催(Zoomウェビナー)

ポスター
PDF

後援・協力
国立環境研究所気候変動適応センター、気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)、Future Earth 国際事務局日本ハブ

プログラム

 
プログラム
13:30-13:40
来賓挨拶
  • 堀内 義規(文部科学省大臣官房審議官(研究開発局担当))
13:40-14:10
基調講演
  • 本郷 尚(三井物産戦略研究所シニア研究フェロー)
14:10-14:40
基調講演
  • 近藤 崇史(環境省環境経済課環境金融推進室長)
14:40-15:10
講演
  • 石川 洋一(海洋研究開発機構地球情報基盤センター長)
15:10-15:20
休憩
15:20-16:30
パネルディスカッション ― 気候・自然資本ビッグデータが切り開く金融・防災・ヘルスケアの未来 ―
モデレーター:本郷 尚 (三井物産戦略研究所シニア研究フェロー)
    パネリスト
  • 近藤 崇史(環境省環境経済課環境金融推進室長)
  • 防災分野:
  • 芳村 圭(東京大学生産技術研究所 教授)
  • ヘルスケア分野:
  • 橋爪 真弘(東京大学大学院医学系研究科 教授)
  • 気候変動分野:
  • 横山 天宗(SOMPOリスクマネジメント株式会社 コーポレート・リスクコンサルティング部 上席コンサルタント )
  • 生物多様性分野:
  • 久保田 康裕(琉球大学理学部 教授)
  • プロジェクト推進:
  • 服部 正(文部科学省研究開発局環境エネルギー課 環境科学技術推進官)
  • 石川 洋一(海洋研究開発機構地球情報基盤センター長)
16:30-16:40
閉会挨拶
  • 河野 健(海洋研究開発機構 理事) 
※プログラムは予告なしに、変更になる可能性があります

お問い合わせ